2021/08/12公開 ニュース

演劇ファンに愛されてきたあのシアタートップスがついに復活! 久保田秀敏、日比美思ら出演!業界注目のオープンニング上演作品は朗読劇『トップスまで、あと5秒!』

演劇ファンに愛されてきたあのシアタートップスがついに復活致します。
 
今回、シアタートップスのオープニング作品として上演するのは、演劇ファンであればだれもが知るあの伝説の舞台『ダブルブッキング!』の朗読劇。
シアタートップスと紀伊國屋ホールを同時に開演し、キャストが劇場の外を走り両劇場を往き来して作品を成立させた伝説の舞台『ダブルブッキング!』。
この度、上演する朗読劇『トップスまで、あと5秒!』は、演劇界で今でも語り草となっている奇跡の出演者二劇場往復同時出演公演『ダブルブッキング!』の真相を描いたリーディングドラマです。
あの走り回った臨場感を男優2名、女優1名の計3名のキャストによる朗読劇という形態でお送りします。


そんな本作に名を連ねるのは、強者の演劇人たち。
最終日に出演する久保田秀敏は現在公演中のミュージカル「憂国のモリアーティOp.3 -ホワイトチャペルの亡霊 -」をはじめ、数々の人気舞台に出演してきており、本作の演出を手掛ける堤作品の常連。
出演決定を受け「昔の劇団の事やお芝居の事はまだ全然知らない事が多々ある。こんな面白いことがあったんだということを、この朗読劇で全力でお伝えしたい」とコメント。
また、同じく最終日に出演する日比美思は手塚治虫原作のマンガ「陽だまりの樹」の舞台作品でヒロインおせき役を務めたほか、数々の映画やドラマに出演。舞台「バレンタイン・ブルー」で堤作品に初参加し、久保田とも共演を果たしている。
出演決定を受け「朗読劇は初めて、トップスの板の上に立つことも初めてなのですごく嬉しい。食らいつくような気持ちで、エネルギー溢れる朗読劇を精一杯お届けしたい」とコメントした。
【久保田秀敏コメント全文】
役者という仕事をしながらも、昔の劇団の事やお芝居の事はまだ全然知らない事が多々あります。
こんな面白いことがあったんだということを、この朗読劇で全力でお伝えしたいと思います。

【日比美思コメント全文】
新宿シアタートップスの再開おめでとうございます。
朗読劇は初めてで、トップスの板の上に立つことも初めてなのですごく嬉しくて、台本を読みながら今からドキドキしています。
食らいつくような気持ちで、エネルギー溢れる朗読劇を精一杯お届けしたいです!
【公演概要】
作・演出: 堤泰之
出演:【Aチーム】: 株元英彰、糸原舞、西ノ園達大 / 【Bチーム】: 谷佳樹、難波なう、柏進 / 【Cチーム】: 三好大貴、常松花穂、渡部将之 / 【Dチーム】: 平山佳延、宮原理子、奥田努 / 【Eチーム】: 久保田秀敏、日比美思、水谷あつし
http://no-4.biz/5seconds-to-tops/
 
<公演スケジュール>
2021年9月4日 (土) ~2021年9月12日 (日)
09月04日(土) 13:00【Aチーム】 / 17:00【Aチーム】
09月05日(日) 13:00【Aチーム】 / 17:00【Aチーム】
09月06日(月) 15:00【Bチーム】 / 19:00【Bチーム】
09月07日(火) 15:00【Bチーム】 / 19:00【Bチーム】
09月08日(水) 15:00【Cチーム】 / 19:00【Cチーム】
09月09日(木) 15:00【Cチーム】 / 19:00【Cチーム】
09月10日(金) 15:00【Dチーム】 / 19:00【Dチーム】
09月11日(土) 13:00【Eチーム】 / 17:00【Eチーム】
09月12日(日) 13:00【Eチーム】 / 17:00【Eチーム】
(上演時間:朗読劇約60分、全公演アフタートークあり)
※出演キャストは各チーム毎に異なります。
 公演スケジュールを必ずご確認の上ご購入ください。
 また、公演に出演しないキャストもキャストアンケートで選択が可能です。
 ご購入の際は十分お気をつけください。
 
<チケット料金>
全席指定:5,500円(税込)
 
<カンフェティ取扱チケット>
全席指定:5,500円(税込)
こちらのチケットは、[電話予約]もご利用いただけます。
カンフェティチケットセンター:0120-240-540(平日 10:00~18:00)
 
<会場>
新宿シアタートップス
 
<備考>
※未就学児入場不可
※連番でも座席が離れる場合がございます。
※公演中止など、主催者がやむを得ないと判断した場合以外のお客様のご事情による払い戻しはできかねますのでご了承ください。
 
【ストーリー】

シアタートップスでは劇団デニスホッパーズ、紀伊國屋ホールでは劇団天空旅団が同じ日、同じ開演時間で初日を迎え、2時間後に両劇場の幕が上がろうとしていた。
そんな折、劇団デニスホッパーズの公演が急きょ中止となった。舞台はすべてバラされ、劇団員やスタッフ達は帰ってしまった。その理由は、主宰・柏木幸太郎が前代未聞のシアタートップスと紀伊國屋ホールの両方の公演に出演するというダブルブッキングを企てていたことが発覚したからだった。
柏木は紀伊國屋ホールでの天空旅団の最終稽古を終え、シアタートップスに戻ると、そこには誰もいなかった。密かに進めていたダブルブッキングの計画がバレた!しかし柏木はめげない。このダブルブッキング、絶対にやり遂げてみせる!とまた紀伊國屋ホールに戻った。
柏木の彼女であり、劇団の主演女優でもあり、制作でもある豊原仁美は柏木のダブルブッキングが絶対に許せなかった。公演の後処理もしなければならず、シアタートップスに戻るとそこでは紀伊國屋ホールにいるはずの天空旅団の役者達が乱入し、柏木につかみかかり、大喧嘩となっていた。
いわゆるアングラと呼ばれる天空旅団は、どんなセリフでも絶叫するという今の演劇界においては完全に時代遅れであり、観客動員もままならない。しかし彼らには彼らなりの信念があり、演劇人の生き様として柏木のダブルブッキングが許せなかった。
今、トップを走り続けている劇団だと自負していた柏木のダブルブッキングの企みはついえた。しかし、時代遅れであるが故の天空旅団のおかげで豊原や劇団の仲間たちとの絆を改めて感じることができた。柏木の胸を刺したのは、それはシアタートップスの歴史であり紀伊國屋ホールの歴史であった。
天空旅団の座長・チャーリー若松は柏木に言った。「役者が劇場を選ぶんじゃない。劇場が役者を選ぶんだ」
 

関連する記事

この記事のキーワード