2018/08/18公開
ニュース
ats-,清水武仁&渡辺徹 Feat.貴水博之&AXL21のスペシャルコラボ企画 レコーディング現場に潜入〜作詞家、コーラス、ミックスエンジニア直撃取材〜
目次
次世代ユニットX21から選抜され、ボーカルを担当したAXL21と、楽曲を手掛けたats-、清水武仁、渡辺徹の“スーパークリエイター”3人によるスペシャルコラボが実現した『仮面ライダービルド』の挿入歌。
『仮面ライダーエグゼイド』で仮面ライダークロノス/檀正宗役を演じ、歌手&俳優としても活躍するaccessの貴水博之とのavex management Webでの座談会をきっかけに、現在は、8/22発売の貴水のアルバム「Gimmick Zone」に収録されるという超スペシャルコラボ企画が発動中。
コラボした楽曲は「Final Wish」と「Burning My Soul」の2曲。今回は、作詞家のBOUNCEBACK 竹内栄美子、Mio Aoyama、コーラスの実谷なな、ミックスエンジニアの森元浩二.氏に話を伺った。
『仮面ライダーエグゼイド』で仮面ライダークロノス/檀正宗役を演じ、歌手&俳優としても活躍するaccessの貴水博之とのavex management Webでの座談会をきっかけに、現在は、8/22発売の貴水のアルバム「Gimmick Zone」に収録されるという超スペシャルコラボ企画が発動中。
コラボした楽曲は「Final Wish」と「Burning My Soul」の2曲。今回は、作詞家のBOUNCEBACK 竹内栄美子、Mio Aoyama、コーラスの実谷なな、ミックスエンジニアの森元浩二.氏に話を伺った。
「Final Wish」は貴水の高音&スピード感のあるヴォーカルとAXL21のピュアな歌声が際立つ言葉を選択
———作詞を担当したBOUNCEBACKさん、Aoyamaさん、まずはFinal Wishから伺いたいのですが、実はお二方とも以前にも、貴水博之さんにもAXL21(X21)にも歌詞を書かれていますね。今回その両アーティストが歌う新曲という事で特別に意識した事はありますか?
BOUNCEBACK:はい、いつもアーティストの魅力とメロディーの良さを最大限に引き出すことを念頭に置いていますが、今回は、貴水さんの魅力的な高音やスピード感のある素晴らしいヴォーカルワークと、AXL21の持つ真っすぐでピュアな歌声のどちらの良さも際立つ言葉選びを意識しました。
Aoyama:私もBOUNCEBACKさんと同じことを意識しました。貴水さんがこれまで創り上げられてきた世界観は皆さんご存知の通り、もう「貴水博之」というジャンルと言っていいくらい唯一無二のものです。そこにAXL21の“純粋さ”や“若さから来る一生懸命さ”をどう心地よく溶け込ませるか、そこを特に意識して書きましたね。
———今回は、「Wish」をキーワードに制作を開始されたと伺っています。
BOUNCEBACK:「Wish」というワードは、仮面ライダーの登場人物達の内面を想像する中で着想を得ました。人は誰もが岐路に立つことがある。迷い、苦しむ中、それでも譲れない願いを持つ信念のある人が、大切にする願い「Wish」というワードは、すべての登場人物の共通ワードだと感じ、外せないワードとなりました。打ち合わせの際に、そのことを掘り下げる中、私達の中では「Wish in the dark」という曲からの流れが「Final Wish」で完結する方向性となりました。
———歌詞を制作するうえで、大変だった点や苦労した点を教えてください。
BOUNCEBACK:貴水さんのアルバム収録曲ということでしたので、仮面ライダーをご覧になっているリスナーの方だけではなく、貴水さんの音楽が好きで聴いてくださる方も多くいらっしゃる訳です。そういう方々にも、どこか共感していただける歌詞にしたいと思い、哀しい恋の歌にも聞こえるようにしたつもりです。大変とか苦労というものではないのですが、かなり意識した点ではあります。
———共作になっていますがどのようなやり方で作品づくりは進められたのでしょうか?
Aoyama:まず音楽チームのats-さん、清水さん、渡辺さんに、作詞家のBOUNCEBACK竹内さん、ディレクターや私で話し合い、共通のワードやコンセプトを決めました。その後、BOUNCEBACKさんと私、それぞれに作詞したものを共有してさらに話し合い、ブラッシュアップするという手法で進めました。お互いに、より良いものを作りたいという緊張感の中ではありますが、捉え方の違いや共通点を楽しみながら、納得のいくところまで言葉に磨きをかけられたと思います。
BOUNCEBACK:はい、いつもアーティストの魅力とメロディーの良さを最大限に引き出すことを念頭に置いていますが、今回は、貴水さんの魅力的な高音やスピード感のある素晴らしいヴォーカルワークと、AXL21の持つ真っすぐでピュアな歌声のどちらの良さも際立つ言葉選びを意識しました。
Aoyama:私もBOUNCEBACKさんと同じことを意識しました。貴水さんがこれまで創り上げられてきた世界観は皆さんご存知の通り、もう「貴水博之」というジャンルと言っていいくらい唯一無二のものです。そこにAXL21の“純粋さ”や“若さから来る一生懸命さ”をどう心地よく溶け込ませるか、そこを特に意識して書きましたね。
———今回は、「Wish」をキーワードに制作を開始されたと伺っています。
BOUNCEBACK:「Wish」というワードは、仮面ライダーの登場人物達の内面を想像する中で着想を得ました。人は誰もが岐路に立つことがある。迷い、苦しむ中、それでも譲れない願いを持つ信念のある人が、大切にする願い「Wish」というワードは、すべての登場人物の共通ワードだと感じ、外せないワードとなりました。打ち合わせの際に、そのことを掘り下げる中、私達の中では「Wish in the dark」という曲からの流れが「Final Wish」で完結する方向性となりました。
———歌詞を制作するうえで、大変だった点や苦労した点を教えてください。
BOUNCEBACK:貴水さんのアルバム収録曲ということでしたので、仮面ライダーをご覧になっているリスナーの方だけではなく、貴水さんの音楽が好きで聴いてくださる方も多くいらっしゃる訳です。そういう方々にも、どこか共感していただける歌詞にしたいと思い、哀しい恋の歌にも聞こえるようにしたつもりです。大変とか苦労というものではないのですが、かなり意識した点ではあります。
———共作になっていますがどのようなやり方で作品づくりは進められたのでしょうか?
Aoyama:まず音楽チームのats-さん、清水さん、渡辺さんに、作詞家のBOUNCEBACK竹内さん、ディレクターや私で話し合い、共通のワードやコンセプトを決めました。その後、BOUNCEBACKさんと私、それぞれに作詞したものを共有してさらに話し合い、ブラッシュアップするという手法で進めました。お互いに、より良いものを作りたいという緊張感の中ではありますが、捉え方の違いや共通点を楽しみながら、納得のいくところまで言葉に磨きをかけられたと思います。
「Burning My Soul」は心情が伝わる歌詞にするためにブレない主人公像を構築
———続いて、Burning My Soulについて伺います。テレビの挿入歌となった作品でしたがこの曲の制作過程を教えてください。
BOUNCEBACK:高揚感のあるメロディーで、すぐに戦いのシーンが想像できました。どの仮面ライダーの登場シーンかは教えていただき、そのライダーの心情を把握した上で、一気に書き上げました。制作過程で一番時間をかけたのは、この挿入歌が流れるシーンまで、どのようなストーリー展開があったのかを把握することです。心情が伝わる歌詞にするため、自分の中に、ブレない歌詞中の主人公像を構築することに重きを置きました。
———オリジナルとはまた違った魅力が溢れる作品となりましたが、作詞家として思われる事、感じられる事はありましたか?
BOUNCEBACK:オリジナルの構成はもちろん良かったのですが、今回のカヴァーは、構成もアレンジもオリジナルとは違うもので、よりドラマチックになったと思います。
———混声という事で歌詞の見え方もまた変わってくるところもあったかと思いますが、アドバイスをするなど具体的な関与はあったのでしょうか?
BOUNCEBACK:もともと一人で歌うメロディーではなく、掛け合うスタイルで歌うメロディーでしたので、何も言わなくても貴水さんとAXL21の素晴らしい掛け合いが聴けると思いました。アドバイスは、部分的なことですが、2番のAメロの一部をAXL21が歌うと良いのではないでしょうか、とお伝えしたくらいです。
———完成した楽曲をお聴きになられていかがでしたか?
BOUNCEBACK:オリジナルではお二人の男性ヴォーカルでしたが、今回は、男性ヴォーカルと女性ヴォーカルですので、掛け合いも、ハードな面とソフトな面というコントラストが際立ち、スピード感とドラマチックな世界観の作品に仕上がっていると思います。オリジナルを仮面ライダーの番組でお聴きいただいた皆様に、こちらのバージョンも聴いていただけたら嬉しいです。
BOUNCEBACK:高揚感のあるメロディーで、すぐに戦いのシーンが想像できました。どの仮面ライダーの登場シーンかは教えていただき、そのライダーの心情を把握した上で、一気に書き上げました。制作過程で一番時間をかけたのは、この挿入歌が流れるシーンまで、どのようなストーリー展開があったのかを把握することです。心情が伝わる歌詞にするため、自分の中に、ブレない歌詞中の主人公像を構築することに重きを置きました。
———オリジナルとはまた違った魅力が溢れる作品となりましたが、作詞家として思われる事、感じられる事はありましたか?
BOUNCEBACK:オリジナルの構成はもちろん良かったのですが、今回のカヴァーは、構成もアレンジもオリジナルとは違うもので、よりドラマチックになったと思います。
———混声という事で歌詞の見え方もまた変わってくるところもあったかと思いますが、アドバイスをするなど具体的な関与はあったのでしょうか?
BOUNCEBACK:もともと一人で歌うメロディーではなく、掛け合うスタイルで歌うメロディーでしたので、何も言わなくても貴水さんとAXL21の素晴らしい掛け合いが聴けると思いました。アドバイスは、部分的なことですが、2番のAメロの一部をAXL21が歌うと良いのではないでしょうか、とお伝えしたくらいです。
———完成した楽曲をお聴きになられていかがでしたか?
BOUNCEBACK:オリジナルではお二人の男性ヴォーカルでしたが、今回は、男性ヴォーカルと女性ヴォーカルですので、掛け合いも、ハードな面とソフトな面というコントラストが際立ち、スピード感とドラマチックな世界観の作品に仕上がっていると思います。オリジナルを仮面ライダーの番組でお聴きいただいた皆様に、こちらのバージョンも聴いていただけたら嬉しいです。
コーラス担当の実谷なな、力強さと儚さを歌い分けられるように意識した
———今回、コーラスを担当された実谷さんですが、まず作品に参加することになった経緯を教えてください。
実谷:前作「Evolution」のコーラスに続き、桑谷さんと共にもう一度呼んでいただきました。それも、またats-さん、清水さん、渡辺さんのユニットにX21の皆さんとご一緒できるというだけでも嬉しいのに、accessの貴水さんまで参加される豪華な作品で驚きました!
———2つの楽曲をはじめて聞いたときの印象はいかがでしたか?
実谷:前回の「Evolution」は二面性をテーマにしていた楽曲で、心のどこかで攻めている感じと後半はどこかで懐かしさを感じていました。そんな曲の次に来る作品という事でどんな作品になるのかな?と思っていたら、これもすごく良い曲と言うか、「あ、私そろそろこんな曲が聴きたかった」って思う感じの曲が来て、もうテンションぶちアゲでした(笑)。「Final Wish」は桑谷さんが以前コーラスで参加した「Wish in the dark」からのつながりをどこかで感じさせたいというイメージだけが書いてあるメールにデモが添付されていたのですが、聴いてみて「なるほど」と。クールで疾走感があってラップまである。コーラスとはいえどうすれば作品が生きるだろうと考えながら気づくと何度も聴いていました。
———「Burning My Soul」はいかがでしたか?
実谷:「Burning My Soul」はなんだろう…とても好きです(笑)。勝手なイメージですがメロディに渡辺さんを感じつつ、アレンジはats-さんの色を、そこに清水さんの熱いギターが乗っているような気がして、本当に3人が真剣に創っているというのが凄く伝わってきました。ステージに皆さんがいる景色が想像できてしまう感じです。メロディの強さとDメロの解放感が素晴らしくて、ぜひエイベックスの曲が好きな方には聴いていただきたい作品です!
実谷:前作「Evolution」のコーラスに続き、桑谷さんと共にもう一度呼んでいただきました。それも、またats-さん、清水さん、渡辺さんのユニットにX21の皆さんとご一緒できるというだけでも嬉しいのに、accessの貴水さんまで参加される豪華な作品で驚きました!
———2つの楽曲をはじめて聞いたときの印象はいかがでしたか?
実谷:前回の「Evolution」は二面性をテーマにしていた楽曲で、心のどこかで攻めている感じと後半はどこかで懐かしさを感じていました。そんな曲の次に来る作品という事でどんな作品になるのかな?と思っていたら、これもすごく良い曲と言うか、「あ、私そろそろこんな曲が聴きたかった」って思う感じの曲が来て、もうテンションぶちアゲでした(笑)。「Final Wish」は桑谷さんが以前コーラスで参加した「Wish in the dark」からのつながりをどこかで感じさせたいというイメージだけが書いてあるメールにデモが添付されていたのですが、聴いてみて「なるほど」と。クールで疾走感があってラップまである。コーラスとはいえどうすれば作品が生きるだろうと考えながら気づくと何度も聴いていました。
———「Burning My Soul」はいかがでしたか?
実谷:「Burning My Soul」はなんだろう…とても好きです(笑)。勝手なイメージですがメロディに渡辺さんを感じつつ、アレンジはats-さんの色を、そこに清水さんの熱いギターが乗っているような気がして、本当に3人が真剣に創っているというのが凄く伝わってきました。ステージに皆さんがいる景色が想像できてしまう感じです。メロディの強さとDメロの解放感が素晴らしくて、ぜひエイベックスの曲が好きな方には聴いていただきたい作品です!
———貴水さんとAXL21双方の歌に合わせてのコーラス録りだったと伺いましたが、今回気をつけられた事などはありましたか?
実谷:実はタイミング的に私と桑谷さんはX21の皆さんの歌をガイドにコーラスを録らせていただきました。そこに貴水さんが合わせてくださって、後日聴かせていただいた時にそれはそれは感激しました。歌詞もBOUNCEBACK竹内さんとAoyamaさんといういつも良くしていただいているクリエイターさんなので、とてもやりやすいというか何でも言ってくださるので、そういった意味でも安心でした。気をつけた事は漂わないように、曲のスピード感を壊さない事、ディレクターさんからは歌詞の説明をうけて力強さと儚さを歌い分けられるように気をつけました。そして何よりも気をつけたのは混声になるので貴水さんの声と一緒に出た時に、ファンの方をがっかりさせないように意味のあるコーラスにできるように心掛けました。
———実谷さんは貴水さんのユニットでもあるaccessのファンでもあると伺っています。
実谷:もう感激ですよね!!! 実は私、昔出したCDで浅倉さんの曲をカヴァーさせて頂いたこともあり、accessさんのライヴに伺ってご挨拶させていただいた事があるんです。そんな時の事を考えるといろいろと感慨深いなあ…と。桑谷さんも浅倉さんの作品が好きで昔浅倉さんのラジオにお友達と木村由姫さんの曲を歌って、投稿した音源がオンエアされた事があるとかないとか(笑)。今、やらせていただいているお仕事の数々と自分が好きで聴かせて頂いたものがBurning My Soulの歌詞じゃないですけど「この瞬間につながった」と考えると何か感動しちゃって…。とても大切な作品になりました。
実谷:実はタイミング的に私と桑谷さんはX21の皆さんの歌をガイドにコーラスを録らせていただきました。そこに貴水さんが合わせてくださって、後日聴かせていただいた時にそれはそれは感激しました。歌詞もBOUNCEBACK竹内さんとAoyamaさんといういつも良くしていただいているクリエイターさんなので、とてもやりやすいというか何でも言ってくださるので、そういった意味でも安心でした。気をつけた事は漂わないように、曲のスピード感を壊さない事、ディレクターさんからは歌詞の説明をうけて力強さと儚さを歌い分けられるように気をつけました。そして何よりも気をつけたのは混声になるので貴水さんの声と一緒に出た時に、ファンの方をがっかりさせないように意味のあるコーラスにできるように心掛けました。
———実谷さんは貴水さんのユニットでもあるaccessのファンでもあると伺っています。
実谷:もう感激ですよね!!! 実は私、昔出したCDで浅倉さんの曲をカヴァーさせて頂いたこともあり、accessさんのライヴに伺ってご挨拶させていただいた事があるんです。そんな時の事を考えるといろいろと感慨深いなあ…と。桑谷さんも浅倉さんの作品が好きで昔浅倉さんのラジオにお友達と木村由姫さんの曲を歌って、投稿した音源がオンエアされた事があるとかないとか(笑)。今、やらせていただいているお仕事の数々と自分が好きで聴かせて頂いたものがBurning My Soulの歌詞じゃないですけど「この瞬間につながった」と考えると何か感動しちゃって…。とても大切な作品になりました。
ミックスエンジニア森元浩二.、作品から一歩引いた位置からミックスを行った
———ミックスエンジニアの森元さんは、大御所として数多くのヒット作を手掛けられていますがats-,清水武仁&渡辺徹さんの『仮面ライダー』音楽から、X21の最新シングル「デスティニー」をはじめAXL21名義の作品のミックスを手掛けており、さらにメインミックスエンジニアとして貴水博之さん最新アルバム「Gimmick Zone」にも関わっていらっしゃいますが、それぞれの違いや、その3つ全てが混じり合う「Final Wish」と「Burning My Soul」についてポイントや3人のクリエイターのトラックに対する印象などがあればお聞かせください。
森元:今回ミックスを始めて思った事は、3人のクリエイターに革命的な何かがあったのか?と言う事でした。以前の作品は3人の個性がぶつかり合って形を為していました。ミックスエンジニアとしては、100を超える楽器をLとRの2トラックに詰め込む作業をするのですが、前回は異なる3個性を私が融合する作業に時間をかけたのですが、今回の作品はまるで一人のクリエイターが作り上げたかの様に、各楽器の音色の調整は必要なく、私は楽器間の音量を調整するだけでいい、非常に完成度の高いものでした。
———貴水さんとAXL21とのボーカルトラックはいかがでしたか?
森元:正直大変でした。貴水さんはX21とのコラボという事なのに、AXL21に気を使う事なく全開で歌い。AXL21も貴水さんと言う大先輩に臆する事なく、自分達の世界を歌い。両方出しただけでは全く成り立たたず、数時間作業したものの、どうにもならないので一度作業をやめて、後日貴水さんにAXL21を沿わせるミックス。AXL21に貴水さんを沿わせるミックスなど、試行錯誤してみました。しかしどちらかに沿わせる形ではどうにも腑に落ちませんでした。
———どのように対処しましたか?
森元:ミックスをしていると音に没入して3人のクリエイター、貴水博之さん、AXL21と共に戦ってミックス作業をするわけですが、戦ってもいい結果は得られなかったので、今回は作品から一歩引いた位置から、傍観者の気持ちでミックスをしました。調停の様なミックスですね。そして完成形が見えてきたところで、やはり調停した音に物足りなさを感じ、もう一度組み直したのが今回のミックスです。普通の曲のミックスと比べて数倍の時間がかかりましたが、貴水さんとAXL21の融合がうまくいったと思います。
森元:今回ミックスを始めて思った事は、3人のクリエイターに革命的な何かがあったのか?と言う事でした。以前の作品は3人の個性がぶつかり合って形を為していました。ミックスエンジニアとしては、100を超える楽器をLとRの2トラックに詰め込む作業をするのですが、前回は異なる3個性を私が融合する作業に時間をかけたのですが、今回の作品はまるで一人のクリエイターが作り上げたかの様に、各楽器の音色の調整は必要なく、私は楽器間の音量を調整するだけでいい、非常に完成度の高いものでした。
———貴水さんとAXL21とのボーカルトラックはいかがでしたか?
森元:正直大変でした。貴水さんはX21とのコラボという事なのに、AXL21に気を使う事なく全開で歌い。AXL21も貴水さんと言う大先輩に臆する事なく、自分達の世界を歌い。両方出しただけでは全く成り立たたず、数時間作業したものの、どうにもならないので一度作業をやめて、後日貴水さんにAXL21を沿わせるミックス。AXL21に貴水さんを沿わせるミックスなど、試行錯誤してみました。しかしどちらかに沿わせる形ではどうにも腑に落ちませんでした。
———どのように対処しましたか?
森元:ミックスをしていると音に没入して3人のクリエイター、貴水博之さん、AXL21と共に戦ってミックス作業をするわけですが、戦ってもいい結果は得られなかったので、今回は作品から一歩引いた位置から、傍観者の気持ちでミックスをしました。調停の様なミックスですね。そして完成形が見えてきたところで、やはり調停した音に物足りなさを感じ、もう一度組み直したのが今回のミックスです。普通の曲のミックスと比べて数倍の時間がかかりましたが、貴水さんとAXL21の融合がうまくいったと思います。
次回予告
これにて4週にわたってお届けしてきたats-,清水武仁&渡辺徹 Feat.貴水博之&AXL21「Final Wish」「Burning My Soul」のレコーディング記事は完結! 様々な側面から楽曲の魅力を取り上げてきた本作品がいよいよ8月22日貴水博之「Gimmick Zone」のリリースと共にその全貌を解禁。
そして次回の連載はアルバムリリースにあわせて8月22日公開予定!
貴水博之さん、X21から田中珠里さん、末永真唯さん、ats-,清水武仁&渡辺徹さん、ライターに藤井徹貫さん、カメラマンに阿部薫さんをお迎えして8/22貴水博之アルバム「Gimmick Zone」、9/19 X21シングル「デスティニー」両作品をクロスレビュー形式で数週にわたって全曲紹介させて頂きます。
ここからはよりAccelerated X Linkingしていくため週1の連載とは限らないかも!? avex management Webのこまめなチェックをお勧めします!!
そして次回の連載はアルバムリリースにあわせて8月22日公開予定!
貴水博之さん、X21から田中珠里さん、末永真唯さん、ats-,清水武仁&渡辺徹さん、ライターに藤井徹貫さん、カメラマンに阿部薫さんをお迎えして8/22貴水博之アルバム「Gimmick Zone」、9/19 X21シングル「デスティニー」両作品をクロスレビュー形式で数週にわたって全曲紹介させて頂きます。
ここからはよりAccelerated X Linkingしていくため週1の連載とは限らないかも!? avex management Webのこまめなチェックをお勧めします!!
<告知1>
8月15日リリース浜崎あゆみアルバム「TROUBLE」収録曲であり、話題となった「AX_WAT_516 SMZ-ATS_arr」こと「æternal」の作曲を渡辺徹、編曲を清水武仁と佐藤あつし(ats-)が担当。
珠玉の王道ミディアムバラードとなっています。必聴です。
8月15日リリース浜崎あゆみアルバム「TROUBLE」収録曲であり、話題となった「AX_WAT_516 SMZ-ATS_arr」こと「æternal」の作曲を渡辺徹、編曲を清水武仁と佐藤あつし(ats-)が担当。
珠玉の王道ミディアムバラードとなっています。必聴です。
<告知2>
貴水博之
NEW ALBUM『Gimmick Zone』 8月22日(水)発売!!
NEW ALBUM『Gimmick Zone』を引っ提げてのツアー[8月26日〜9月16日]開催!
http://www.guanbarl.jp/LINKS/takami/liveht.html
■品番:GNS-1010
■価格:3,500円+税
【店頭特典】 貴水博之と仮面ライダークロノスの両面写真クリアファイル
*特典は先着順となります。なくなり次第終了となりますので、ご了承ください。
*各種オンラインショップは特典付与対象外となります。
*特典付与対象外の店舗もございますので、必ず予約・購入時にご確認ください。
貴水博之
NEW ALBUM『Gimmick Zone』 8月22日(水)発売!!
NEW ALBUM『Gimmick Zone』を引っ提げてのツアー[8月26日〜9月16日]開催!
http://www.guanbarl.jp/LINKS/takami/liveht.html
■品番:GNS-1010
■価格:3,500円+税
【店頭特典】 貴水博之と仮面ライダークロノスの両面写真クリアファイル
*特典は先着順となります。なくなり次第終了となりますので、ご了承ください。
*各種オンラインショップは特典付与対象外となります。
*特典付与対象外の店舗もございますので、必ず予約・購入時にご確認ください。
M1 Gimmick Zone
Lyrics:貴水博之 Music:渡辺徹 Arrangement:渡辺徹
M2 Wish in the dark
Lyrics:森月キャス、Mio Aoyama Music:清水武仁 Arrangement:渡辺徹
Guitars&Programming:清水武仁 Drums:阿部薫
Keyboards&Programming:渡辺徹 Chorus:桑谷実沙
M3 Burning My Soul(ats-,清水武仁&渡辺徹Feat.貴水博之&AXL21)
Lyrics:BOUNCEBACK Music:ats-,清水武仁&渡辺徹 Arrangement:ats-,清水武仁&渡辺徹
Sound Produce:Avex Management Inc.,岩渕優輝
Chorus:貴水博之,桑谷実沙&実谷なな Keyboards & Programming:ats-
Guitars & Programming:清水武仁 Keyboards & Programming:渡辺徹
M4 piece of truth
Lyrics:貴水博之 Music:大西克巳 Arrangement:大西克巳
M5 JUSTICE
Lyrics:Mio Aoyama Music:夏海 Arrangement:清水武仁&渡辺徹
Guitars&Programming:清水武仁 Drums:阿部薫
Keyboards&Programming:渡辺徹 Chorus:桑谷実沙
M6 Deep×Collage
Lyrics:貴水博之 Music:ats- Arrangement:日比野裕史
M7 Thin Moon
Lyrics:貴水博之 Music:丸山真由子 Arrangement:清水武仁
M8 Avenge Ocean
Lyrics:貴水博之 Music:ats- Arrangement:ats-
M9 Everyday
Lyrics:貴水博之 Music:大西克巳、日比野裕史、丸山真由子、渡辺徹 Arrangement:清水武仁
M10 Final Wish(ats-,清水武仁&渡辺徹Feat.貴水博之&AXL21)
Lyrics:BOUNCEBACK、Mio Aoyama Rap Lyrics:Rina Matsuda
Music:ats-,清水武仁&渡辺徹 Arrangement:ats-,清水武仁&渡辺徹
Sound Produce:Avex Management Inc.,岩渕優輝
Chorus:貴水博之,桑谷実沙&実谷なな Keyboards & Programming:ats-
Guitars & Programming:清水武仁 Keyboards & Programming:渡辺徹
M11 Yahho!
Lyrics:貴水博之 Music:渡辺徹 Arrangement:渡辺徹
M12 Believer
Lyrics:BOUNCEBACK Music:BOUNCEBACK Arrangement:清水武仁&渡辺徹
Guitars&Programming:清水武仁 Drums:阿部薫
Keyboards&Programming:渡辺徹 Chorus:桑谷実沙
Lyrics:貴水博之 Music:渡辺徹 Arrangement:渡辺徹
M2 Wish in the dark
Lyrics:森月キャス、Mio Aoyama Music:清水武仁 Arrangement:渡辺徹
Guitars&Programming:清水武仁 Drums:阿部薫
Keyboards&Programming:渡辺徹 Chorus:桑谷実沙
M3 Burning My Soul(ats-,清水武仁&渡辺徹Feat.貴水博之&AXL21)
Lyrics:BOUNCEBACK Music:ats-,清水武仁&渡辺徹 Arrangement:ats-,清水武仁&渡辺徹
Sound Produce:Avex Management Inc.,岩渕優輝
Chorus:貴水博之,桑谷実沙&実谷なな Keyboards & Programming:ats-
Guitars & Programming:清水武仁 Keyboards & Programming:渡辺徹
M4 piece of truth
Lyrics:貴水博之 Music:大西克巳 Arrangement:大西克巳
M5 JUSTICE
Lyrics:Mio Aoyama Music:夏海 Arrangement:清水武仁&渡辺徹
Guitars&Programming:清水武仁 Drums:阿部薫
Keyboards&Programming:渡辺徹 Chorus:桑谷実沙
M6 Deep×Collage
Lyrics:貴水博之 Music:ats- Arrangement:日比野裕史
M7 Thin Moon
Lyrics:貴水博之 Music:丸山真由子 Arrangement:清水武仁
M8 Avenge Ocean
Lyrics:貴水博之 Music:ats- Arrangement:ats-
M9 Everyday
Lyrics:貴水博之 Music:大西克巳、日比野裕史、丸山真由子、渡辺徹 Arrangement:清水武仁
M10 Final Wish(ats-,清水武仁&渡辺徹Feat.貴水博之&AXL21)
Lyrics:BOUNCEBACK、Mio Aoyama Rap Lyrics:Rina Matsuda
Music:ats-,清水武仁&渡辺徹 Arrangement:ats-,清水武仁&渡辺徹
Sound Produce:Avex Management Inc.,岩渕優輝
Chorus:貴水博之,桑谷実沙&実谷なな Keyboards & Programming:ats-
Guitars & Programming:清水武仁 Keyboards & Programming:渡辺徹
M11 Yahho!
Lyrics:貴水博之 Music:渡辺徹 Arrangement:渡辺徹
M12 Believer
Lyrics:BOUNCEBACK Music:BOUNCEBACK Arrangement:清水武仁&渡辺徹
Guitars&Programming:清水武仁 Drums:阿部薫
Keyboards&Programming:渡辺徹 Chorus:桑谷実沙
<告知3>
X21
New Single『デスティニー』 9月19日(水) 発売!!
当連載で追いかけ続けてきたats-,清水武仁&渡辺徹Feat.AXL21として歌唱している『仮面ライダービルド』挿入歌「Ready Go!!」、「Evolution」に「Burning My Soul」を追加したスペシャルリミックス(リアレンジ)音源をボーナストラックとして初回限定生産盤B(AVCD-94143)に収録!!
初回限定生産盤Bに収録される楽曲の作家、ミュージシャンクレジットを公開!!
■デスティニー
作詞:森月キャス 作曲:大西克巳 編曲:日比野裕史×渡辺徹
Drums:山木秀夫 Guitars,Bass&Programming:日比野裕史
Keyboards&Programming:渡辺徹
Trumpet:佐々木史郎 AltoSax:米田裕也 Trombone:忍田耕一
Strings:矢野小百合ストリングス
Violin:矢野小百合,加藤えりな,柳原有弥 Viola:三木章子
Chorus:桑谷実沙&実谷なな
■Code of Canon
作詞:leonn 作曲:丸山真由子,渡辺徹,日比野裕史,大西克巳 編曲:日比野裕史×渡辺徹
Guitars&Programming:日比野裕史 Keyboards&Programming:渡辺徹
Chorus:竹内浩明,桑谷実沙&実谷なな
■True Gate
作詞:BOUNCEBACK 作曲:BOUNCEBACK 編曲:渡辺徹×日比野裕史
Keyboards&Programming:渡辺徹 Guitars,Bass&Programming:日比野裕史
Chorus:桑谷実沙&実谷なな
『仮面ライダービルド』挿入歌「Ready Go!!」「Evolution」を含むスペシャル音源、「Burning My Soul」も収録決定!!
■Ready Go!!~Burning My Soul~Evolution
~Accelerated X Linking 21st build mix~
ats-,清水武仁&渡辺徹 Feat.AXL21
作詞:Mio Aoyama,BOUNCEBACK,森月キャス
作曲:ats-,清水武仁&渡辺徹 編曲:ats-,清水武仁&渡辺徹
Sound Produce:Avex Management Inc.,岩渕優輝
Remix:ats-
Chorus:ats-,桑谷実沙&実谷なな Keyboards & Programming:ats-
Guitars & Programming:清水武仁 Keyboards & Programming:渡辺徹
詳細な収録情報についてはX21オフィシャルサイトhttp://avex.jp/x21/をご覧ください。
X21
New Single『デスティニー』 9月19日(水) 発売!!
当連載で追いかけ続けてきたats-,清水武仁&渡辺徹Feat.AXL21として歌唱している『仮面ライダービルド』挿入歌「Ready Go!!」、「Evolution」に「Burning My Soul」を追加したスペシャルリミックス(リアレンジ)音源をボーナストラックとして初回限定生産盤B(AVCD-94143)に収録!!
初回限定生産盤Bに収録される楽曲の作家、ミュージシャンクレジットを公開!!
■デスティニー
作詞:森月キャス 作曲:大西克巳 編曲:日比野裕史×渡辺徹
Drums:山木秀夫 Guitars,Bass&Programming:日比野裕史
Keyboards&Programming:渡辺徹
Trumpet:佐々木史郎 AltoSax:米田裕也 Trombone:忍田耕一
Strings:矢野小百合ストリングス
Violin:矢野小百合,加藤えりな,柳原有弥 Viola:三木章子
Chorus:桑谷実沙&実谷なな
■Code of Canon
作詞:leonn 作曲:丸山真由子,渡辺徹,日比野裕史,大西克巳 編曲:日比野裕史×渡辺徹
Guitars&Programming:日比野裕史 Keyboards&Programming:渡辺徹
Chorus:竹内浩明,桑谷実沙&実谷なな
■True Gate
作詞:BOUNCEBACK 作曲:BOUNCEBACK 編曲:渡辺徹×日比野裕史
Keyboards&Programming:渡辺徹 Guitars,Bass&Programming:日比野裕史
Chorus:桑谷実沙&実谷なな
『仮面ライダービルド』挿入歌「Ready Go!!」「Evolution」を含むスペシャル音源、「Burning My Soul」も収録決定!!
■Ready Go!!~Burning My Soul~Evolution
~Accelerated X Linking 21st build mix~
ats-,清水武仁&渡辺徹 Feat.AXL21
作詞:Mio Aoyama,BOUNCEBACK,森月キャス
作曲:ats-,清水武仁&渡辺徹 編曲:ats-,清水武仁&渡辺徹
Sound Produce:Avex Management Inc.,岩渕優輝
Remix:ats-
Chorus:ats-,桑谷実沙&実谷なな Keyboards & Programming:ats-
Guitars & Programming:清水武仁 Keyboards & Programming:渡辺徹
詳細な収録情報についてはX21オフィシャルサイトhttp://avex.jp/x21/をご覧ください。