2023/06/19公開 ニュース

"三遊亭とむ"改メ"錦笑亭満堂"、真打昇進披露披露宴 7月1日から披露興行スタート! 「初代錦笑亭となりますので、大きくするも小さくするも僕次第」

落語家の三遊亭とむが18日、都内で師匠の三遊亭好楽氏などと共に『三遊亭とむ改メ錦笑亭満堂真打昇進披露宴』を開催。
講談や落語界、芸能界から一般参加まで約600人が門出を祝福した。

三遊亭とむは、1999年に「末高斗夢」としてお笑い芸人デビュー。
11年8月に好楽に弟子入りし、落語家に転身。14年に、二ツ目に昇進し、「三遊亭とむ」に改名。
そして昨年12月に真打昇進を発表し、「錦笑亭満堂」への改名を発表。来年1月には日本武道館での真打お披露目興行の開催も明らかにしていた。

披露宴の冒頭、五代目円楽一門会会長の三遊亭圓橘が挨拶し、「12年苦節があって、この度真打ち昇進ということになりました。」と激励すると、
映画界の巨匠・黒澤明氏の名言を出し「"演技は大根でも存在感の牛肉役者、脇を固める器用な味付け役、くさい演技のにんにく役者、無味無臭の水のような奴、全部必要だ"ということを、黒澤明さんが仰っておりました。満堂さんはどれを目指しますか?」と、とむに投げかけると、
とむは「急に振られたので、あまり言葉が頭に入ってきていないのですが、全て目指します!」と苦笑いを浮かべながらも、力強く宣言した。

本披露宴中に、林家木久扇からの祝辞が送られ「この度は、真打昇進本当におめでとうございます!とむさんが真打に昇進しましたが、"錦笑亭満堂"という面白い芸名を小朝師匠が付けていただきました。大物になってください!」と期待の言葉を述べた。

本披露宴終盤では、三遊亭好楽より挨拶。
「とむの人柄でしょうか。こんなに多くの方に集まっていただけるとは思いませんでした。来月7月1日から真打昇進披露興行が始まり、来年の1月に武道館があります。
武道館の満席は8,000人だそうです。どうやって売るんだよと言ったら、手売りだって言うんです。もしこの人が武道館興行で8,000人を呼んだら、俺は銀座の街を逆立ちして歩くよと言いました。なので皆さん、私の逆立ちが見たかったら買ってあげてください。(笑)
これからも末永く可愛がってあげてください。」と時折、会場を笑いで包みながら温かい眼差しで弟子の成長と今後の期待を語った。

三遊亭とむは、本披露宴への参加者へ感謝の気持ちを述べながら、「この名前は過去の歴史にないんですね。初代錦笑亭ということになりますので、大きくするも小さくするも僕次第なので、頑張っていかなければいけないなと思います。今日は父の日です。好楽師匠のおかげでここまで来れました。また実の父にも、今日は親孝行出来たんじゃないかなと思います。
しかし、今日だけかっこいい姿ではなく、これからもっともっとかっこいい姿を見せていきたいです」と力強く決意表明した。

本披露宴の締めでは「最後に一言だけ言わせてください、名前も変わりますから、芸風も一新していきたいと思います。
今日はまさか、こんなに皆さんに祝って頂けるとは思っていなくて、おたまと下駄で"おったまげた~!"」と渾身のダジャレを繰り出すと、
「満堂~!」と参加者から割れんばかりの拍手と声援が送られた。

来月7月1日からは、遂に両国寄席から真打昇進披露興行がスタートとなる。
2024年1月の日本武道館興行へ向けた三遊亭とむ 改メ "錦笑亭満堂"としての新たな戦いが始まる。

前代未聞とも言える武道館興行を成功させることが出来るのか、
まだ始まったばかりの"錦笑亭満堂"の挑戦が今から目が離せない。
<三遊亭とむ 改メ 錦笑亭満堂 真打昇進披露興行>
満堂フェスin日本武道館
出演:錦笑亭満堂/三遊亭好楽 他
日時: 2024年1月21日(日)
会場: 日本武道館
開場:14:00 開演:15:00
※未就学児童入場不可

ローソン https://l-tike.com/mando-fes/ (Lコード:30066)

1次先行 6月17日(土) 12:00 ~ 6月25日(日) 23:59

入金期間
6月28日(水) 〜7月1日(土)

その他、錦笑亭満堂落語会、寄席各会場にて発売予定。

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