2023/07/08公開 ニュース

大空ゆうひ、約2,500年もの歴史を持つギリシャ悲劇「オイディプス王」に出演! 「生命力が湧き上がってきて、不思議な力を持つ作品」

大空ゆうひが出演するパルテノン多摩リニューアルオープン1周年記念『オイディプス王』の取材会及びフォトコールが、パルテノン多摩にて7日、開催された。

本作は、紀元前より約2500年にわたり世界の観客を惹きつけてやまないギリシャ悲劇の最高峰と称されるソポクレスの大作。

主役のオイディプスを演じるのは、俳優・音楽活動と表現の場で常に輝きを放つ三浦涼介。
クレオン役には、話題作の舞台出演が続き注目される新木宏典、演出は石丸さち子が手掛けるなど、個性豊かで豪華なスタッフ、キャストが参加している。
大空は、元宝塚歌劇団宙組トップスターとして活躍し、2012年の退団後も舞台を中心に活躍を続けている。様々なジャンル、様々な演出家の作品で輝きを放ち、女優としての地位を着実に築き上げてきた。

そんな大空は今回、先王ライオスの妻であり、オイディプスの母、後にオイディプスの妻となるイオカステを演じる。
本作の出演に対して、大空は「最初にこのお話をいただいたときは、どうやってこの古典に挑めば良いかと自問していましたが、稽古が始まり、この物語の中に自分が入ってセリフを発した瞬間に、そんな疑問はなくなりました。人間の根底にある生命力みたいなものがすごく湧き上がってきて、そのままジェットコースターのように進んでいく、不思議な力を持つ作品だと感じています」とコメント。

大空は、稽古中に印象に残ったエピソードを聞かれると、
「三浦さんは、あまり進んで人に話しかけるタイプではなくて、私も似たタイプです。なので、稽古場でお話しする機会もあまりなく、序盤は淡々と稽古をしていました。数日目に、稽古のスタンバイをしていたら、三浦さんが近寄ってきて、「お手柔らかに」と言ってきたんですよ! 
なんか私、ちょっと感じ悪い風に見られてたのかなと思って(笑)
三浦さんが今日はそれまでより少しリラックスしていくのかな?と思ったら、ものすごいテンションでセリフを掛けてきたので、油断して私が置いていかれそうになりました(笑)」と、主演の三浦との、独特の雰囲気を感じられるエピソードも披露した。

三浦は、本作への思いを聞かれ、
「この一ヶ月の稽古で、スタッフ・キャストの皆さんに本当にたくさんの愛をいただきました。今度は僕が返していかなければと思っています。お客様の愛も感じながら、人生をかけて、このオイディプス王と向き合います。千秋楽まで精一杯、愛を込めて演じます」と並々ならぬ意気込みを語った。

本作は、7月8日(土)から17日(月祝)までパルテノン多摩 大ホールにて、8月19日(土)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演される。

渦巻く人間の不条理、交錯する愛情や愛憎を誰の心も打つ衝撃作として深く描いた今作は必見だ。
<『オイディプス王』公演情報>
【東京公演】2023年7月8日(土)~7月17日(月・祝) パルテノン多摩 大ホール
【兵庫公演】2023年8月19日(土) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
公式サイト
https://www.oedipus.jp

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