2019/10/18公開 ニュース

三遊亭とむが “スーパー落語” 披露!ワイヤーアクションや映像と落語の融合に「度肝を抜かれた」

落語家の三遊亭とむ(さんゆうてい・とむ)が16日、東京国際フォーラムにて、 “三遊亭とむ独演会 スーパー落語 ラブファントム2019” を開催した。
今回は、 ”スーパー落語” とのことで、ワイヤーアクションを用いてフライング落語を行ったりと、前代未聞の独演会となり、新しいスタイルの落語を前に、会場のファンからは驚きと笑いが終始途絶えることなく、大盛況となった。
オープニングでは、B'zの『LOVE PHANTOM』の曲に合わせ、ワイヤーに座布団ごと吊るされた状態で10メートルもの高さから真っ赤な衣装で登場。その異例の登場の仕方に会場からは驚きと拍手が湧いた。また、無事着地するも、着地位置が少しずれてしまい「ずれてしまっています。」と、とむの一言に笑いが溢れた。
その後、とむは『”ん” の無い女』や古典『天狗裁き』を披露。
『天狗裁き』では、語りを映像と融合させた。映像の動きに合わせ、とむが宙吊りになったり、その状態で10回転もしたりなど、落語の世界を見事可視化した。その際、再度『”ん” の無い女』の一部を挟んだり、協賛企業の紹介等も交え、とむならではの世界観を作り出し、観客を魅了した。
後半は黒い衣装を身に纏ったとむが、講談『妲己のお百』を披露した。前半までの面白く、明るい雰囲気であったのに対し、後半は怪談話と大きくジャンルの異なる落語であったが、観客は皆、とむの語りに引き込まれて講談を楽しんだ。
ワイヤーアクションや映像との融合などをはじめ派手な落語もあり、講談のような集中して聴くことのできる落語もあり、とむならではの独演会に、観客は皆大満足の様子であった。
最後に
「まだまだ未熟者ですが、頑張っていきますので宜しくお願い致します。」
と締め、独演会は幕を下した。
独演会を観たファンからは
「とむさんらしいというか。アットホームさ半端なかった!」
「三遊亭とむさんのスーパー落語、ワイヤーアクションで飛んで登場されてビックリ」
「新作も古典も非常に面白く、宙を舞う演出は度肝を抜かれた。」
とSNSに多くの感想が寄せられた。落語の新しい可能性を魅せてくれるとむに今後も要注目だ。

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