2018/10/12公開
ニュース
MONKEY MAJIK「ウマーベラス」スペシャルインタビュー(前編)
目次
サンドウィッチマンとのコラボ楽曲「ウマーベラス」が話題沸騰中の宮城県在住の4ピースロックバンド・MONKEY MAJIKから、今回はメンバーのブレイズとディックにその楽曲制作の裏側インタビュー。avex management web限定のインタビューカットと合わせて、前編・後編の2回にわたってお届けします。(前編)
軽快なパーカッションに乗ったクールなギター・カッティング、開放感のあるきらびやかなブラス・セクション。ワオ! ワクワクするようなファンキー・グルーヴだ。と、思う間もなく飛び出す「ドーナツ カステラ 柿の種」というラップ風の妙に艶のある太い声。それに呼応する「♪ウ・マーベラス ウ・マーベラス」というソウルフルなハーモニー。なんなんだこのミスマッチは!それが、MONKEY MAJIK サンドウィッチマンのコラボシングル「ウマーベラス」だ。
言うまでもなく「ウマーベラス」は、サンドウィッチマン富澤が食レポのときに繰り出すキメ台詞。
相方の伊達も負けずと、「どれだけ食べてもゼロカロリー」とサンドの鉄板ネタを飄々とリズミカルにけしかけてくる。
結局、歌詞はすべてサンドネタ。
でも、メロディとサウンドは無茶苦茶カッコよくて、MONKEY MAJIKのボーカルであるメイナードとブレイズの歌唱も大真面目。
本気と冗談が交錯するこんな人を食ったハッピーなシングルが生まれたのは、仙台をベースに持つ両者に長年の交流があったからだ。
言うまでもなく「ウマーベラス」は、サンドウィッチマン富澤が食レポのときに繰り出すキメ台詞。
相方の伊達も負けずと、「どれだけ食べてもゼロカロリー」とサンドの鉄板ネタを飄々とリズミカルにけしかけてくる。
結局、歌詞はすべてサンドネタ。
でも、メロディとサウンドは無茶苦茶カッコよくて、MONKEY MAJIKのボーカルであるメイナードとブレイズの歌唱も大真面目。
本気と冗談が交錯するこんな人を食ったハッピーなシングルが生まれたのは、仙台をベースに持つ両者に長年の交流があったからだ。
ディック「サンドウィッチマンさんは仙台の番組をたくさんやっているので、町中で見かけることも多かったし、テレビ曲やラジオ局で会うこともよくあったんです。最初はご挨拶だけだったのが、ライブを見に来てもらうようになって徐々に親交が深まりました。MONKEY MAJIKのライブでパーカッションのサポートで入ってもらってるジェリー(斎藤寛)が、富澤さんの幼馴染みということが判明したりもして」
ブレイズ「あと、最近発覚したんですけど、私がよく行く鮨屋の親方も“同級生だよ”と。世の中狭いですね(笑)」
ディック「お笑いといえば西日本で、東北出身の人たちはあまりいないから、もうそれだけで好き! というところがありますね」
ブレイズ「あと、最近発覚したんですけど、私がよく行く鮨屋の親方も“同級生だよ”と。世の中狭いですね(笑)」
ディック「お笑いといえば西日本で、東北出身の人たちはあまりいないから、もうそれだけで好き! というところがありますね」
そんなこんなで、今年10周年を迎えたサンドウィッチマンの人気レギュラー番組「サンドのぼんやり〜ぬTV」(TBCテレビ・金曜深夜)に、MONKEY MAJIKが新たなテーマ曲を書くことになった。
ブレイズ「最初考えてたのは、30秒ほどのジングル的なものでした。メンバー4人で話してるうちに、富澤さんのキメ台詞“ウマーベラス”をモチーフにしようということになり、だったらやっぱりファンキー・グルーヴだよね、と、どんどんアイディアが膨らんでいきました。で、タックスがサンドウィッチマンさんのネタを参考にまず歌詞をザッと書いたんです」
その段階で、サンドウィッチマンがMONKEY MAJIKがレコーディングを行うスタジオを訪問。タックスの作った仮歌詞を土台に、「えっ、こんなんでホントにいいの?」といった仮歌録りをするなかで、決定稿のヒントとなる新たなアイディアが育っていった。その模様は、「サンドのぼんやり〜ぬTV」でも紹介されている。もちろん、番組用のバージョンはシングルになったものとはちょっと違っていて、「Everythihg is no calorie」の部分が「Every week watch ぼんやり〜ぬ」となっていたりする。
ブレイズ「最初考えてたのは、30秒ほどのジングル的なものでした。メンバー4人で話してるうちに、富澤さんのキメ台詞“ウマーベラス”をモチーフにしようということになり、だったらやっぱりファンキー・グルーヴだよね、と、どんどんアイディアが膨らんでいきました。で、タックスがサンドウィッチマンさんのネタを参考にまず歌詞をザッと書いたんです」
その段階で、サンドウィッチマンがMONKEY MAJIKがレコーディングを行うスタジオを訪問。タックスの作った仮歌詞を土台に、「えっ、こんなんでホントにいいの?」といった仮歌録りをするなかで、決定稿のヒントとなる新たなアイディアが育っていった。その模様は、「サンドのぼんやり〜ぬTV」でも紹介されている。もちろん、番組用のバージョンはシングルになったものとはちょっと違っていて、「Everythihg is no calorie」の部分が「Every week watch ぼんやり〜ぬ」となっていたりする。
ブレイズ「あれこれやりとりするうち、ガッツリとコラボレーションしたフルサイズを作ったらもっと面白いよねという話に発展していったんです」
ディック「最初は長寿番組のためのテーマソング作りだったんですけど、我々もやっぱりファンだから、どんどんサンドウィッチマンのテーマを作るみたいな感覚になっていっちゃって」
ブレイズ「で、どんどん真面目な曲になっていきました(笑)。さらに、<ウマーベラス>を完成させていく過程で、<Delicious>のアンサーソングを作るという裏テーマも持ち上がったんです」
なるほど、そうきたか! 「Delicious」は2016年にリリースされたMONKEY MAJIKの10thアルバム『southview』に収録されたリード曲。
'80年代に大ヒットした映画『フェーム』や『フラッシュダンス』を彷彿とさせる前時代的(!)なエアロビクス・ダンスを取り入れたミュージック・ビデオに、「超ダサい」、「いや、ダサカッコいい」とファンの間で喧々囂々の賛否両論が巻き起こった。
そのアンサーソングを意図的に作ろうとしてたわけではなく、偶発的に生まれた「ウマーベラス」が、結果的にアンサーソングとして機能したということが面白い。「ただの食いしん坊ですよ」と、ブレイズはおどけた表情を見せる。
今年春にリリースされたMONKEY MAJIKの最新アルバム『enigma』は、EDMやダンスホールのテイストや、彼らが極めて日本的と感じる要素が混在する非常にクールでコンテンポラリーな作品だった。つまり「ウマーベラス」は、バンドとして追求しているサウンドの流れとはちょっと階層の異なる位置に存在している。
ブレイズ「それが、いわゆるコラボレーション・マジックですよね。MONKEY MAJIKは18年間ずっと、メンバー4人で毎回いろんなアプローチを考えて、ジャンルレスな音作りをしてきました。そこにサンドウィッチマンさんのパワーが注がれたことで、いつもと違う角度のアイディアが爆発的にあふれ、最高に不思議な世界が出来上がりました(笑)」
ディック「サンドウィッチマンさんが歌っている部分の歌詞にしても、タックスはフワッとしたベースを書いて、そこから先は富澤さんと伊達さんのインスピレーション。さすが言葉のプロだなと思いました」
ディック「最初は長寿番組のためのテーマソング作りだったんですけど、我々もやっぱりファンだから、どんどんサンドウィッチマンのテーマを作るみたいな感覚になっていっちゃって」
ブレイズ「で、どんどん真面目な曲になっていきました(笑)。さらに、<ウマーベラス>を完成させていく過程で、<Delicious>のアンサーソングを作るという裏テーマも持ち上がったんです」
なるほど、そうきたか! 「Delicious」は2016年にリリースされたMONKEY MAJIKの10thアルバム『southview』に収録されたリード曲。
'80年代に大ヒットした映画『フェーム』や『フラッシュダンス』を彷彿とさせる前時代的(!)なエアロビクス・ダンスを取り入れたミュージック・ビデオに、「超ダサい」、「いや、ダサカッコいい」とファンの間で喧々囂々の賛否両論が巻き起こった。
そのアンサーソングを意図的に作ろうとしてたわけではなく、偶発的に生まれた「ウマーベラス」が、結果的にアンサーソングとして機能したということが面白い。「ただの食いしん坊ですよ」と、ブレイズはおどけた表情を見せる。
今年春にリリースされたMONKEY MAJIKの最新アルバム『enigma』は、EDMやダンスホールのテイストや、彼らが極めて日本的と感じる要素が混在する非常にクールでコンテンポラリーな作品だった。つまり「ウマーベラス」は、バンドとして追求しているサウンドの流れとはちょっと階層の異なる位置に存在している。
ブレイズ「それが、いわゆるコラボレーション・マジックですよね。MONKEY MAJIKは18年間ずっと、メンバー4人で毎回いろんなアプローチを考えて、ジャンルレスな音作りをしてきました。そこにサンドウィッチマンさんのパワーが注がれたことで、いつもと違う角度のアイディアが爆発的にあふれ、最高に不思議な世界が出来上がりました(笑)」
ディック「サンドウィッチマンさんが歌っている部分の歌詞にしても、タックスはフワッとしたベースを書いて、そこから先は富澤さんと伊達さんのインスピレーション。さすが言葉のプロだなと思いました」
2コーラス目が終わったいわゆる間奏の部分には、なんとサンドウィッチマンの歌ではなく、しゃべりのネタまでもが登場。そこではディックのベースが渋くグルーヴをキープし続けている。
ディック「一旦仮のサイズでベースも録ってたんですけど、思ったよりネタが長くなったのであとから弾き足しました。生共演する機会があるとしたら、笑いをこらえきれず、うまく弾けなくなるかもしれないですね(笑)」
ディック「一旦仮のサイズでベースも録ってたんですけど、思ったよりネタが長くなったのであとから弾き足しました。生共演する機会があるとしたら、笑いをこらえきれず、うまく弾けなくなるかもしれないですね(笑)」
この続きは10月19日に公開予定です。お楽しみに!
Interview & Text:Miho Fujii
MONKEY MAJIK Information
■MONKEY MAJIKリリース情報
【発売日】8月31日(金)配信シングル&ライブツアー会場限定盤
※パッケージ盤はMONKEY MAJIKとサンドウィッチマンのツアー会場限定発売
【金額】1,000円(税込)AVC1-78112
【収録曲】
M1:ウマーベラス
M2:The Sandwich Man
M3:ウマーベラス-instrumental-
「ウマーベラス」楽曲試聴はこちら!
https://avex.lnk.to/umaberasu
【発売日】8月31日(金)配信シングル&ライブツアー会場限定盤
※パッケージ盤はMONKEY MAJIKとサンドウィッチマンのツアー会場限定発売
【金額】1,000円(税込)AVC1-78112
【収録曲】
M1:ウマーベラス
M2:The Sandwich Man
M3:ウマーベラス-instrumental-
「ウマーベラス」楽曲試聴はこちら!
https://avex.lnk.to/umaberasu
MONKEY MAJIK × サンドウィッチマン / ウマーベラス(歌詞付き)
■MONKEY MAJIKツアー情報
<MONKEY MAJIK Tour 2018 〜Singles Collection〜>
【東京】11月11日(日) :NHKホール
【福岡】11月17日(土) :福岡国際会議場 メインホール
【大阪】11月18日(日) :NHK大阪ホール
【愛媛】11月22日(木) :松山サロンキティ
【高知】11月24日(土) :高知X-pt.
【岡山】11月25日(日) :YEBISU YA PRO
【広島】11月27日(火) :HIROSHIMA CLUB QUATTRO
【宮城】12月2日(日) :仙台サンプラザホール
【愛知】12月7日(金) :日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
【新潟】12月12日(水):NIIGATA LOTS
【石川】12月14日(金):金沢EIGHT HALL
【兵庫】12月21日(金):神戸 Harbor Studio
【京都】12月23日(日):KBSホール
<MONKEY MAJIK Tour 2018 〜Singles Collection〜>
【東京】11月11日(日) :NHKホール
【福岡】11月17日(土) :福岡国際会議場 メインホール
【大阪】11月18日(日) :NHK大阪ホール
【愛媛】11月22日(木) :松山サロンキティ
【高知】11月24日(土) :高知X-pt.
【岡山】11月25日(日) :YEBISU YA PRO
【広島】11月27日(火) :HIROSHIMA CLUB QUATTRO
【宮城】12月2日(日) :仙台サンプラザホール
【愛知】12月7日(金) :日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
【新潟】12月12日(水):NIIGATA LOTS
【石川】12月14日(金):金沢EIGHT HALL
【兵庫】12月21日(金):神戸 Harbor Studio
【京都】12月23日(日):KBSホール