本日7/27から全国公開された映画『劇場版 コード・ブルー』。


10年前、私がこの仕事を始めた年にスタートした作品。


10年という節目や自分の人生を考えて。



このオーディションに落ちたらこの仕事を辞めると決めて受けた作品と役でした。



続けなさい。
飛びなさい。



作品にそう言われた気がします。


10年前の私は、人生で坊主にする日が来るなんて思ってもいませんでした。


バリカン片手に鏡に映る自分の姿を見ながら、私らしいなって思いました。



本当の意味で全部捨て1人になって初めて見えるものがある事。


未来なんて分からない。絶対なんてない。
それでも信じたい。信じて前だけを見ていたい。


想いを伝えるって難しい。


私は、特に下手くそだ。素直になれず思ってもないことを伝え誤解されてしまう。


考えて準備して鞄に押し込んでも、いざ相手の目を見ると渡す事を躊躇してしまいぎゅっと目を瞑ってしまうこともあるだろう。


それでも、言葉で伝えないといけないことって必ずあると思う。



ありがとう。



ほんの些細な言葉でも、想いを伝えることを諦めない生き方を役を通して教えてもらいました。



私が好きな私で在ろうと胸に刻みながら演じた時間。




20歳、最後の日がクランクアップでした。



大切な人と見て欲しいです。



沢山の人へ、作品の想いが届きますように。




それでは




山谷花純