2016/01/23公開 ライブレポート

若きシンガーソングライター戸渡陽太が元NUMBER GIRL、現VOLA&THE ORIENTAL MACHINEのドラマー、アヒト イナザワに勝負を挑んだ自主企画ライブ『戸渡陽太10番勝負』。

元NUMBER GIRL、現VOLA&THE ORIENTAL MACHINEのドラマー、アヒト イナザワに勝負を挑む『戸渡陽太10番勝負』 第4回のライブ・レポート

唯一無二の歌声と鮮烈なるギタープレイを武器に、独自の世界を紡ぎ出し、今、大きな注目を集めている23歳のシンガーソングライター、戸渡陽太。
そんな彼が、名だたるドラマーとステージ上で一対一のセッションを繰り広げる自主企画シリーズライブ「戸渡陽太の10番勝負」が東京を飛び出し、彼の地元・福岡のライブハウス、the voodoo loungeにて開催された。
第4回目にフィーチャーしたのは、元NUMBER GIRL、現VOLA&THE ORIENTAL MACHINEのドラマーとして活躍中のアヒト イナザワ。果たして、先輩ミュージシャンの胸を借りた戸渡陽太の音楽修業の行方やいかに...
フランスのシャンソン歌手、エディット・ピアフの『アコーディオン弾き』が場内に響き渡る。
人生の夢と悲哀が滲み出る、この名曲をして高まる期待。フロアの注目を一身に浴びながらステージに姿を現した2人。
S.E.のフェードアウトとほぼ同時に、戸渡陽太のギターがしなやかにイントロを奏で始める。
1曲目は「SHIKISAI」。さりげないインから徐々に音数を増やし、いつの間にか、その中心部を貫く力強いリズムを刻んでいるアヒトイナザワ。

「十番勝負、福岡、帰って来ました。皆さんの心に何かを残して帰るんで、よろしくお願いします!」

そんな言葉に続けて披露されたのは、2曲目「SOS」。
ファンキーなグルーヴに導かれ、自然発生的にハンド・クラップが巻き起こるフロア。
絶妙なる言葉とリズムの絡み合い、とくに2番のリリックの心地良さと親近感は、地元 福岡ならではの特権だろう。
続けて、激しいカッティングでイントロから一気に気分をヒートアップさせる「ギシンアンキ」では、思わず感情が高まり、曲間で雄叫びを上げる戸渡。それに応えるアヒトのドラムもグッと音圧を上げ、エモーショナルに加速していく。
MCでは、2人とも"サッカー好き"という共通点があるそうで、今回のライヴに向けたリハーサルでも、延々とサッカーの話題で盛り上がったというエピソードを紹介。

続けて福岡では"初"となる「Nobody cares」を披露し、今年7月の福岡ライヴでも演奏していた「Take it easy」をプレイした。だが、前回とは全く異なるアレンジで、冒頭からアヒトのドラムソロが炸裂。嵐のようなクラッシュと性急に跳ねるビートが、戸渡のギターに一層パーカッシヴな魅力を添え、実にスリリングな光景を描き出していた。
さらに、アウトロの混沌としたうねり。そこから途切れることなく続いた音と音の探り合いは、まるでジャムセッションで、その中から徐々に声を張り上げ一気に爆発させた圧巻の「マネキン」まで含めて、この日一番のハイライトとなっていた。
本編ラストでは「混沌とした世の中ですけど、この歌を歌い続けることに意味があるのかなと思います」という言葉と共に、スケール感の大きなナンバー「世界は時々美しい」を披露。

ほどなく、大きな拍手で呼び戻されたアンコールでは、ファンにとっても大事な曲になっている「あなたの中を旅したい」をギター1本にて弾き語り、オーディエンスの心に、温かな余韻を残したままステージを後にした。

さて、第5回目となる次回はの十番勝負は、2016年1月25日(木)。再び、場所を東京・下北沢SHELTERへと移して開催される。
登場するのは『プリズムの起点』、『孤独な原色たち』のプロデューサーでもある深沼元昭(Mellowhead/Plagues/Gheeeほか)と北海道出身のスリーピース、Jake stone garageの2組。今年が年男となる戸渡が、どんな音と音とのぶつかり合いを見せるのか、是非、その瞬間を見届けてほしい。

●文/なかしまさおり

2015.12.10『戸渡陽太10番勝負』 〜Vol.4〜
戸渡陽太 with アヒト イナザワ

01 SHIKISAI
02 SOS
03 ギシンアンキ
04 Nobody cares
05 Take it easy
06 マネキン
07 諸行無常の世の中で
08 世界は時々美しい
EN1 あなたの中を旅したい


『戸渡陽太10番勝負』ライブレポート

■第一回 トップドラマー、白根賢一に勝負を挑む
http://avex-management.jp/media/detail/150913_780/

■第二回 元BEAT CRUSADERSのマシータに勝負を挑む
http://avex-management.jp/media/detail/151028_1056/

■第三回 日本を代表するドラマー、河村"カースケ"智康に勝負を挑む
http://avex-management.jp/media/detail/151127_1200/

自主企画ライブシリーズ『戸渡陽太10番勝負』

自主企画ライブシリーズ『戸渡陽太10番勝負』


名だたるミュージシャンとの一対一の"勝負"をステージ上で繰り広げます!
http://www.towatariyota.com/live/tour.php?id=1000392


『戸渡陽太10番勝負』~Vol.5~
■日時: 2016年1月25日(月)OPEN 18:30 / START 19:00
■会場: 下北沢SHELTER http://www.loft-prj.co.jp/SHELTER/
■料金: 前売¥2,000 +1ドリンク
■出演: 戸渡陽太
深沼元昭 http://www.lavaflowrecords.com/fukanuma/
Jake stone garage http://www.jakestonegarage.com
■チケット
・下北沢SHELTER 店頭
・イープラス http://eplus.jp
●問い合わせ: 下北沢SHELTER 03-3466-7430


『戸渡陽太10番勝負』~Vol.6~
■日時: 2016年2月25日(木)OPEN 18:30 / START 19:00
■会場: 下北沢SHELTER http://www.loft-prj.co.jp/SHELTER/
■料金: 前売¥2,000 +1ドリンク
■出演: 戸渡陽太
SUEMITSU & THE SUEMITH http://suemitsu-atsushi.com

■チケット
・下北沢SHELTER 店頭
・イープラス http://eplus.jp
●問い合わせ: 下北沢SHELTER 03-3466-7430

【戸渡陽太 プロフィール】

枠に収まらない感性の放出で歌を紡ぎ出し、唯一無二な声を武器に独自の世界へと引き込む、福岡県出身のSSW。
2014 年ロッキング・オン主催のコンテストRO69JACK にて入賞。
同年11 月には初のミニアルバム「プリズムの起点」を発売。
プロデューサーに深沼元昭氏(Plagues / Mellowhead / GHEEE)を迎え、ソリッドなバンドサウンドを取り入れたアプローチで新たなシンガーソングライター像を提示している。


■戸渡陽太 オフィシャルサイト
http://www.towatariyota.com/

■Twitter
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■Facebook
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